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内奥への旅 -親鸞聖人の「二河白道」観ー
仏教の譬喩で有名な善導(中国・唐)の「二河白道」のたとえは、親鸞聖人も引用して解説する重要な教えである。これは仏教の確信を誰にでもわかるように極めて簡単なたとえとして表現されている。
内奥への旅 -親鸞聖人の「二河白道」観ー
この『二河白道の譬喩』のご講義は2011年9月に長野市で行われたものを加筆修正しました。
価格:2,200円
定価:2,200円
- 在庫数:
- 499
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- 4892312311
(はじめに)
序 「内省の教え」としての仏教
Ⅰ 此岸(仏教以前)の危機
一、 「二河譬」全景
二、 「一人の旅人」―すべての人間の象徴
三、 「西に向って行く」―人間の内に究極の幸せを求める
四、 「東へ向って行く」―外界の人・物に幸せを求める
五、 「百千里の広野」―究極的な幸せは遠い
六、 此岸の「空」と「独」―人生の空しさと孤独感
七、 「群賊悪獣」―私たちの求道心を殺そうとするもの
八、 「直ちに走って西に向かう」―内省の道に入る
Ⅱ 仏道における危機
一、「水と火の二河を見る」―自己の「貪瞋」の無限の深さを知る
二、「四・五寸の白道を見る」―自己の善心の小ささを知る―
三、「向こう岸は近い」―究極的な幸せは見える
四、 「三定死」―貪瞋等の煩悩を除く「行」における挫折
五、 「既にこの道あり」―決定的な転換点
六、 「思聞」から「聞思」へ
七、 「東岸の人と西岸の人」
・二つの道―東岸からの道と西岸からの道
・二尊教―「人に依らず法に依る」
・「教え」が「声」になる
・二つの超越―「断煩悩」と「不断煩悩」
八、 「群賊の喚び返す声」―行者の「白道」への疑い
九、 浄土の幸せ―友をもてること
Ⅲ 親鸞聖人の「二河白道」観
一、 親鸞聖人の「白道」観
・「白道百歩」―人間の百年の寿命
・「白道四・五寸」―人間の四大と五陰
二、 善導大師と親鸞聖人の「群賊悪獣」観の相違
・善導大師の「群賊悪獣」観
・親鸞聖人の「群賊悪獣」観
三、 親鸞聖人は自力仏道を「白路」あるいは「黒路」として理解する
・「白路」の仏道
・「黒路」としての自力仏道
四、 親鸞聖人の「白道」観(「能生清浄願往生心」観)
五、 機法二種深信
六、 「信心の人」の充実した人生
・煩悩具足の凡夫
・弥陀同体のさとり
・親鸞聖人の「不断煩悩得涅槃」
・「行者を必定の菩薩と名づく」
七、 親鸞聖人の往生観と成仏観
・親鸞聖人の「往生」観
・親鸞聖人の「成仏」観
・人生成就の道
八、善導大師の「譬喩」と親鸞聖人の「譬喩」観のまとめ
【資料】《二河譬》原文書き下し
〈口語訳〉
〈親鸞聖人の解釈〉『教行信証』『愚禿鈔』『一念多念文意』
(あとがき)