《梅原日本学》とされる世界を開拓した、文化勲章受章の梅原猛。独自の仏教論を収録
売価 | 44,000円 |
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在庫数 | 在庫あり |
カテゴリ | DVD |
ジャンル | 浄土真宗 |
商品コード | 894800434 |
仏教にたいする梅原さんの心情の奥底には、母恋いの気持が隠されている。(中略)梅原さんの心情が、法然や親鸞や一遍のことを論じているときにもあらわれてくる。法然や親鸞や一遍が感じていた「阿弥陀如来」よりも、梅原さんが感じている「阿弥陀如来」の方がもっと近くて、親しいのである。 宗教学者 山折哲雄【推薦文より一部抜粋】 梅原さんの仏教論が魅力的なのは、ありきたりの学者の論と異なり、その中にご自分の生を投げ込んでいるからだ。(中略)煩悩にまみれた人間の暗い面を透徹した目で見通し、人生の悲哀を超えて、歓喜へと導く。阿弥陀仏と、祖師たちと、そして梅原さんご自身とが渾然となった世界が展開する。 仏教学者 末木文美士【推薦文より一部抜粋】 【第一回】法然上人とその母~十五歳の闇~ 一、法然の御影―温顔と哀しみ 二、法然の伝記―『醍醐本』の真実 三、法然の出自―漆間氏・秦氏 四、夜討ち―十五歳の闇 五、法然の仏教―天台三大部 六、山を下りる―口称念仏 七、『選択本願念仏集』―平等思想 八、流罪―「張り子の御影」 九、法然と母―女人成仏・悪人成仏 【第二回】親鸞聖人の人生と思想 一、親鸞と私―数学少年から哲学へ 二、『歎異抄』と『教行信証』―悪の自覚 三、『玉葉』―吉良潤氏の説 四、義朝と親鸞―父殺しの系譜 五、『正明伝』―親鸞の結婚 六、二種廻向―極楽から還って来た 【第三回】一遍上人の世界 一、一遍の人生―『聖絵』 二、漂泊―遊行 三、捨聖―乞食行 四、詩歌―歓喜 五、踊り―狂乱 六、時宗の芸術―日本文化の花 【特別講義】共生とは何か =第一回= ・収録場所:西山浄土宗総本山 光明寺 ・収録時間:1時間25分 ・資料協力:西山浄土宗総本山 光明寺 浄土宗総本山 知恩院 浄土宗総本山 増上寺 浄土宗総本山 百萬遍知恩寺 時宗総本山 清浄光寺 小倉山二尊教院華台寺 當麻寺 奥院 奈良国立博物館 =第二回= ・収録場所:浄土真宗本願寺派 西福寺 ・収録時間:1時間26分 ・協 力:浄土真宗本願寺派 西福寺 ・資料協力:奈良国立博物館 龍谷大学図書館 =第三回= ・収録場所:清浄光寺(遊行寺) ・収録時間:1時間24分 ・協 力:時宗総本山 清浄光寺(遊行寺) =特別講義= ・収録場所:テレピアホール ・収録時間:46分 ・協 力:法然共生フォーラム事務局 梅原 猛(うめはら・たけし) 哲学者。 大正14年(1925)、宮城県に生まれる。生まれてすぐに愛知県知多半島の内海の名士で、梅原一族の頭領である伯父夫婦の養子となり、京都大学入学まで海と山に囲まれて過ごす。 哲学から仏教の研究に入り、その間に『隠された十字架』、『水底の歌』を執筆。その後、縄文・アイヌを研究。「梅原日本学」を確立。著作の多くは「梅原猛著作集」一期・二期各20巻に収められる。 80歳より、「梅原学」確立のため、中世の文学・芸能としての「能」の研究を始める。現在その「能」から読み取った「草木国土悉皆成仏」の思想を展開すべく、能の本として『うつぼ舟I翁と河勝』『うつぼ舟II観阿弥と正成』を上梓。近著に『うつぼ舟III世阿弥の神秘』がある。 国際日本文化研究センター初代所長。平成11年、文化勲章を受章。 解説本 梅原猛の浄土仏教講義 『法然・親鸞・一遍』梅原猛著 A5変型判 63頁 |