- 仏教法宝物
- 室町時代 『住立空中尊』
室町時代 『住立空中尊』
奈良国立博物館 元美術室長 光森正士
いまここに謹製した阿弥陀如来の御絵像影印本は、覚如宗主以来の御本尊の正統を継承するものであり、これはまた遠く釈尊御在世の砌、王舎城にあってかの韋提希夫人のために往生浄土の妙法を説かれたとき、空中に住立したまわった阿弥陀如来のお姿を象ったものである。世にこのお姿を「住立空中尊」と申し上げる。
御面相から着衣衣文の描線は実に柔軟で且つ温か味のある表現がうかがわれ、後世の絵所画家のやや硬直した画風とは大いに異なるところが看取され、十分な古格を保持している。その製作は覚如宗主より降ること約100年、15世紀後半の作とうかがうことが出来る。
いま篤き法縁と、深い宿縁をもってこの御尊影を頒ち奉持することは無上の歓喜である。
【推薦文より一部抜粋】
【仕様・体裁】
作品名:室町時代『住立空中尊』平成版
原寸大複製
本紙寸:109.3cm×43.6cm
軸寸法:177.0cm×56.0cm
技 法:特殊美術印刷(金彩印刷)
用 紙:絹本
軸装仕様:京表具(行の真)
総 縁:源氏緞子二丁八稜蜀江
中 廻:朱金襴
桐箱・たとう入・防虫香入
慕帰絵詞臨終場面
(画中画にすがたを認める)
いまここに謹製した阿弥陀如来の御絵像影印本は、覚如宗主以来の御本尊の正統を継承するものであり、これはまた遠く釈尊御在世の砌、王舎城にあってかの韋提希夫人のために往生浄土の妙法を説かれたとき、空中に住立したまわった阿弥陀如来のお姿を象ったものである。世にこのお姿を「住立空中尊」と申し上げる。
御面相から着衣衣文の描線は実に柔軟で且つ温か味のある表現がうかがわれ、後世の絵所画家のやや硬直した画風とは大いに異なるところが看取され、十分な古格を保持している。その製作は覚如宗主より降ること約100年、15世紀後半の作とうかがうことが出来る。
いま篤き法縁と、深い宿縁をもってこの御尊影を頒ち奉持することは無上の歓喜である。
【推薦文より一部抜粋】
【仕様・体裁】
作品名:室町時代『住立空中尊』平成版
原寸大複製
本紙寸:109.3cm×43.6cm
軸寸法:177.0cm×56.0cm
技 法:特殊美術印刷(金彩印刷)
用 紙:絹本
軸装仕様:京表具(行の真)
総 縁:源氏緞子二丁八稜蜀江
中 廻:朱金襴
桐箱・たとう入・防虫香入
慕帰絵詞臨終場面
(画中画にすがたを認める)
室町時代 『住立空中尊』に関連する商品
方丈堂おすすめ商品
